「ムラタのやつ、オレにオタクな同人誌買ってこいなんて無理難題押し付けやがって。このクソ暑いのになんで有明くんだりにこんな人が集まってんだよ!
しかもなんで格闘ゲーの女吸血鬼キャラのコスプレしてなきゃいけないんだ! この会場だと妙にこの格好で違和感ないけどさ・・・
あー、レオタードが股間にくいこんでうざってー! ハイヒール歩きにくぃー! くそっ、自然とケツを左右に振る歩き方になっちまうし。
あ、隣の奴なにじろじろと見てるかと思ったらオレの胸の谷間かよ・・・・殺すぞ! コラ! ・・ったく。
こんな姿、知り合いにだけは絶対・・・・はうっ!?
ム、ラ、タの・・やろう・・・・リモコンの・・・スイッチを・・・・くぅぅぅっ! こんなとこで・・・・あっ、あっ、あふっ、ンンッ!
あ、んっ・・・・あっちいけ! オレに構うな、なんともないから!
うぅぅ、くそぉ・・・あそこにシミが・・・・買った本であそこ隠して歩かないと見られちまうっ・・!
あぅ・・ん? 撮影? ポーズとれだァ? 女のオタクかよ。けっこうかわいい顔してるくせに。あわわッ!?
ムム、ムネ触られた!? 女同士だからいいだろうって? ダ、駄目だから・・・ひんっっ!!
あ・・・・誰かが写真を・・・・・こんな格好を・・・・
・・・うう・・・なんだか目の前が暗くなって・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・ん? ここは・・・・・?
え・・・医務室?
あッッ!! 胸がはだけて・・!!!
診療に必要だったって・・・・じゃあ、コレも見た!? ああああ・・・・
口止め料? なんでカーテンを・・・・んむむぅっ!? んんっ、んんっ、んーーーっ!!!
あンンッ、やめろぉ・・・ひぁっ、っゃアアアアアンッ!!!
うう、くそぉぉ・・・好き放題やられて・・・・なにひとつ抵抗できなかった・・・・・
・・・早く帰ろう。遅れるとまたあの装置にかけられちまう。
それにしてもムラタのやつ、毎年こんなイベントにきてやがったのか。
しかしこの本、プリティフェイス100%って・・・わけわかんねぇ。そんなにいいもんかね、ドージンシって奴は・・・」