『ただいま〜っ』
悠と晋也の声が家中に響き元気よく帰宅したことを母親にしらせる。
『あら、二人一緒だったの?』
『ああ、途中でたまたま会ったんだ』
靴を脱ぎ台所に二人で入るとそれに気付いた母が声をかけた。母に顔を見せると晋也は自室にカバンを置きに階段を上って行った。
『あっついな〜早くクーラー直してよ〜あと俺の部屋にも付けてくれよ』
『それがなかなか業者さんが来てくれないのよね〜後でまた電話しとくわ。あんたの部屋に付けたら電気代かかるでしょ、扇風機で我慢しなさい!それでなくてもゲームとかで電気使ってるのだから』
当然ながら橘家は全室にクーラーが設置されてるわけでは無い、しかも一階に設置されてるクーラーは故障中で動かないために扇風機しか涼しくする品が無い。ぶつぶつと文句を言いながらカバンを椅子に置き扇風機を強に設定してスイッチを押す、冷たいとは言えないが涼しい風が勢いよく吹き始めた。勢いのある風は悠のスカートをブワッとめくりあげ脚の間を抜けていく。
『あら?ブルマ買ったの?なんだかんだ言いながらもちゃんと女の子らしくしてるじゃない』
『あっ、こ、これは成り行きで仕方なく買ったんだよ!』
『そんな照れなくてもいいじゃない、ちょっと制服脱いで体操着姿見せてよ』
スカートがめくれ、まる見えになったブルマを必死で弁解したが、母親の押しに負けて渋々制服を脱ぎ体操姿になった。
『可愛いじゃない〜とっても似合っているわよ。あら?悠、朝束ねてあげたリボンは?』
『ああ、体育終ったらはずしたんだよ。』
自分の息子(娘?)の体操服姿を見ながら、はしゃぐ母にカバンからリボンを取り出し渡すと、悠の後ろにまわり髪を掴み再びポニーテール姿に髪を束ねた。
『うん、ロングのままもいいけどポニーテールも似合うわ。母さんほんとは息子じゃなく娘が欲しかったのよ』
『・・・・・はぁ、そうですか・・・』
女の子になってから機嫌がいいと思っていたら、そんな理由なのかと呆れて何もいえなかった。
『あんた可愛いんだから、おしゃれしないともったいないわよ。晋也もそう思うわよね?』
『えっ、う、うん』
いつの間にか一階に戻って来ていた晋也に話題を振ると照れながらも、しっかりこちらを見ていた。ブルマはキュッとお尻を引き締め上のシャツは男子用なので大きかったが、かえってそのダボダボ感がより悠を可愛くみせた。
『も、もういいでしょ。着替えて来る!』
なんとなく二人の視線に恥ずかしくなり制服とカバンを持つと階段をかけ上って行った。
『あらら、別に逃げなくてもいいのにね?』
『う、うん。そうだよね』
(姉ちゃん可愛いかったな)
晋也は母親と会話しながら先程の姉の姿、すべすべしてそうな肌の細い脚、股間にくい込んだブルマ、くびれた腰周り、大きいシャツの上からでもわから豊満な胸、頭を動かすたびに揺れ動く髪とリボン、母と自分に見られ恥ずかしさに頬を赤く染める顔を思い出していた。
『ひぃ〜俺の部屋も暑いな〜』
締め切られた自室を開けると、むわっとした暑さが感じられた。窓を開け網戸にすると、制服を壁にかけ、カバンを放り投げると体操着を脱いだ。ぶるるんと勢いよく乳房が揺れる。いつも寝巻きに使っているTシャツとハーフパンツに着替えようとしたが見当たらなかった。
『あれ?何処いったんだ?』
半裸姿のままベット周りを探すが見つけられなかったので仕方なく再び体操着を着て1階に戻った。
『母さ〜ん、俺のハーフパンツとか何処行ったか知らない?』
『ああ、洗おうと思って洗濯機の中にいれちゃったわよ』
『ええっ!?じゃあ俺着替えられないじゃん、勝手に洗わないでよ、今日どうすんだよ?』
自分の質問にあっさりと返答した母の答えに困ってしまった。そこまでファッションとかに興味の無い自分には服の数は少なく替えとなる服はほとんど無いのである。Tシャツはなんとかなるとしても下のハーフパンツは1着しか持っていなかった。
『もう、あんたがいつも洗濯にださないからでしょ。それにいつもトランクスのまま寝ること多いじゃない、今日だけでも我慢しなさい明日買いに行くんだから。それよりあんたもご飯食べちゃいなさい』
『ううぅ・・・わかったよ』
こちらの言い分もあっさり返答され、しぶしぶと椅子に座り体操着の格好のままご飯を食べ始めた。
『晋也、あんま見ないでくれ。恥ずかしいから・・・』
『ご、ごめん』
逆の立場なら変でもなかったが晋也は自分の兄(姉)が食卓にブルマ姿で食事をしている姿が珍しく、また恥ずかしがる悠が可愛いく気になって仕方なかった。謝りつつもチラチラとこちらを見ていた。
『母さん、ちょっと100円ショップに行ってくるけど何か買ってくる物ある?』
食事を終え居間で寛ぐ悠と晋也に母が声をかけた。
『あっ僕、ジュースとお菓子』
母の声にさっと手を上げると大声で晋也が叫んだ。
『あ〜、そうだな俺もジュースかな・・・・あ、そうだ、それとさ・・・』
ふと、とあることを思い出して母親の傍に寄ると恥ずかしいので小声で話した
『それと・・・パンツ買ってきてくれない?その・・・女物の。』
悠の言葉を聞くなり母は少し意外そうな顔をした。
『あら?ブルマあるからいいんじゃないの?それにトランクスなら替えあるでしょ?』
『いや、さすがにブルマは風呂の時脱いじゃうし、トランクスはちょっと・・・スカスカでちょっと嫌かなと・・・』
自分でも何を言ってるのかよくわからなかったが、そう説明するしかなかった。
『わかったわ、でも今穿いてるのでもいいんじゃない?明日買いに行くんだから』
『あの、その・・・ブルマの下には何も穿いてないんだよね〜あ、あはは』
『あらそうなの?でもできるだけそういう穿き方はやめなさいね、ブルマにシミ残っちゃうわよ』
ブルマを買っているのに下着は買っていないことに少し驚いたみたいだったが、気軽な性格の為か、わかっているのにあえて聞いてこなかったのかあっさり承諾してもらった。自分としてもショーツは持っているものの尿と愛液でベトベトだから穿けないとは言いたくなかったのでありがたかった。
その後母が出て行くのを確認すると階段を駆け上り自室に戻るとカバンからショーツを取り出し1階の洗面所に向かった。トイレットペーパーを取り除き包まれていた下着を手にとると広げてクロッチの部分に指をあててみると、ヌメヌメとしたものが付着していた。それが自分の身体から出てきたものと解かっていても、女の子のパンティと粘液独特香りで興奮してくる自分がまだ男だということを自覚させてくれた。しだいに息遣いが荒くなり下着に顔を近づけ始めた。
『姉ちゃん、何やってんの?』
『!!?・・・い、いやなんでもないよ。ちょ、ちょっと髪梳かそうと思ってね』
鼻がクロッチに付くかいなかのところで後ろから声をかけられ、ドキッして体が跳ねた。母が出た後バタバタと走り中々居間に戻ってこないことに疑問を持ち寄ってきたようだ。咄嗟に後ろに下着を隠したからバレなかったようだ。あいまいに返答をして居間に戻るように促した。晋也が戻るのを確認すると、また変な雰囲気にならないうちに水でショーツに付く粘液を洗い洗濯機に放り込んだ。
『晋也〜俺、部屋にいるから何かあったら呼んでくれ』
『うん、わかった』
好きなアニメが始まったらしく、先程のことも忘れテレビに夢中になっていた。トントンと軽快なリズムで階段を登り部屋に戻った。
『ふぅ、気分転換でもするかな』
先程からの興奮気味の気分を晴らすためにネットでもしようとパソコンの電源を押した。起動を待っている間キョロキョロと部屋を見回していると机に置いてある手鏡程度の大きさの鏡に写る自分に目がいった。
(部屋にブルマ姿の女の子がパソコンしているのも変な感じだな)
椅子の上で安坐を組み座り直すと苦笑いしながら視線をパソコンに戻した。
その後、お気に入りのサイトやネットゲームをしたりして時間を潰していると母が帰宅した声が玄関から聞こえてきた。気にせずそのままネットをやり続けていたが、しばらくすると晋也が部屋に入ってきた。
『姉ちゃ〜ん、もう少しでテレビ始まるからお風呂入っておいてよ〜』
『ん?もうそんな時間か。わかった今から入る』
晋也に言われ今夜一緒にテレビ見る約束していたことを思い出し時計に目を向けると、始まるまであと1時間切っていた。まだ余裕とは思ったが、ネットも一区切りついたところなので風呂に入ることにした。晋也は風呂あがりらしく髪がまだ濡れていた。リボンを解き机の上に置くとタンスから大きめのTシャツを取り出すと風呂場に向かった。
『下着、籠の中に入れておいたから』
『わかった、ありがと』
階段を降りたとこで母とすれ違い頼んでおいた品が脱衣所にあることを教えてくれた。脱衣所に入りドアを閉めると服を脱ぎだした。下着を一切身に着けていないので体操着とブルマを脱ぐだけであっさりと、素っ裸になる。脱いだ品を洗濯機に放り込み浴室に入る前に籠に目をやると小さくたたまれたピンク色の下着が置いてあった。
(ピンク色のなんか買ってきたのかよ)
自分としてはピンク色なんて女っぽいので普通の白を望んだのだが、特に指定もしてないから仕方が無いと諦めた。シャワーのレバーを捻り温水を出すと体についた汗や汚れを流した。シャンプーを多めに手に出し頭から腰まで垂れる髪先までまんべんなく洗った。
『ほんと長いな、シャンプー代がかかって仕方ないな、重く感じるし今度切るかな〜』
髪を洗うのは二回目とはいえ、まだ慣れ無い長さに手間取りながら黒くのびる髪を洗い流した、次にボディソープをスポンジに垂らし腕から擦りつけていった。
(昨日、身体洗いながら感じてきてオナッちゃったんだよな〜今日は気をつけなきゃ)
昨日の行為を思い出し敏感な胸や尻は優しく洗った。最後に股間を擦るとほのかな痛みが走った。
『いつっ!・・・なんだろう今の痛み?』
とりあえず軽く擦り綺麗に洗うとシャワーで身体につく泡を洗い流した。泡を流し終えるとタイルにペタンとお尻をつけ座ると股を開き身体を前のめりにして自分の秘部を覗き込んだ。毛が生えていないためにつるつるで丸見えの性器は周りの白い肌に囲まれる中、縦にビラビラとしたものが延びていた。その綺麗なピンク色の割れ目に目を向けると、ほんのり赤くなっている気がした。指の腹で筋をなぞると微かな痛みと刺激が身体を巡った。
『んっ・・・・』
反射的に声が漏れる。
『もしかして痴漢に会ったときにきつくパンツで擦られたから腫れたのかな?』
帰宅途中の痴漢の行為を思い出す、でもブルマでいた時や歩いても痛みが無かったのだからたいした事では無いと思い、明日には治るだろうと考えた。
『いちおう、もう少し確認するかな』
冷静に傷の状態を確かめようとするが場所が場所だけに興奮してしまう。すっと陰唇に指を沿えて横に開いてみた。浴室の温度と興奮からか身体が火照っているために比較的軽く広がった。
『そういえば、こうしてちゃんと見るの初めてだな・・・』
自慰行為は数回したものの女性の性器を目の前で見たことは無いので、体育の教科書などに載っていた図を思い出しながら目の前に広がる性器をまじまじと見つめた。
『この皮を被ってるのがクリ○リスだよな、これはちょっと危ないから触るのはやめておこっ。で、その下が尿が出る穴だな、ぅんっ、触るとなんだかおしっこしたい気がする・・・その下が膣口だな・・・ふぁんっ・・・これが処女膜かな、いちおう俺処女なんだな・・・』
肉壁を開くと、手前から順番に調べていく。興奮と興味本位から空いている手の指を軽く膣口に入れてみると、すぐに膜みたいなものが穴のまわりに張られているのがわかった。敏感な部分の為すぐに指を抜き手を離すと、股を閉じて女の子座りをした。自分で言っておきながら自分が処女という言葉に恥ずかしさとともに女だと自覚させられたが、膣に触れた刺激が身体に残っており興奮が止まらない。乳頭はまるで触って欲しいのか硬くなり始め自分の存在をアピールする。
(やばっ、アソコが疼いてきちゃった・・・・どうしようオナりたくなってきちゃった、でも少し腫れているみたいだし、やめておこうかな・・・・)
悩んでいる悠の前の壁に取り付けてある鏡には瞳を潤ませながら、もじもじと股を擦り合わせている少女が映っていた。